毎日新聞の記事によると
新型インフルエンザ:24歳女性が死亡 基礎疾患なし、初の20代--沖縄
特に基礎疾患も無く、若年齢でSAHを併発して死亡しています。
その前の死亡者(沖縄の男性)は、慢性の呼吸不全で在宅酸素と腎不全でステロイド治療をされてたと保険所の会では聞いていました。
今回無くなった、女性の健康時のバイタルは不明ですが・・・かなり異常ですよね?
記事を読み進めると、エアゾル式のリレンザを処方されてたようです・・・。
ん・・・?リレンザ? あーぁやっちゃったかという気持ちで一杯です。
下で慈恵の疫学の先生が書いてありますが、今回の新型インフルは気管支にウィルスが多く集まっていると報告があったのです。
もし、リレンザが利く薬であるのならばエアゾル式は最適な処方なのですが~
実はちょっと前のnatureでエアゾル式の喘息治療薬は効果があるのか?(きちっと気管支にまで届いているのか?)というペーパーが発表されてました。
で、多少は気管支まで届いているという結論だったと記憶しています。
でも、ここには落とし穴がありますよねわかりますか?
やっとの思いで気管支まで届いたリレンザちゃんは~ 痰と一緒に排出されましたとさ!!
タミフルと同じ作用機序らしいので、痰と一緒に飲み込めばそれなりに吸収されるかもしれませんがぁ~
呼吸が苦しいので、かなりの人が喀痰とうかたちで排出する可能性が高いんじゃないかとおもわれます。(事実、このPtは季節外れのSAHで亡くなっている・・・という事は瞬間的に血圧が高くなってた→酷く咳が出てた可能性が高い)
また再診に行ったのは5日後(これは治療薬が5日分しか出ないため) すなわち一向に良くなっとらんわけですよ。
A型インフルエンザ→新型インフルエンザと判明しって、PCRをしたってだけだろうし・・・。(時間や人的資材のリソースの無駄)
やっぱタミフルが第一選択薬でしょ!
亡くならなくても良い方が、亡くなったという点では訴訟になったら100%負けちゃうでしょうな。
亡くなったPtは喫煙者だったのかな?
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